300字で語る

300文字作文は、文章を書くトレーニングです。日常的に文章を書くこと、丁寧にことばをえらぶことは、「表現者になる」ための基本だと考えています。

2021年7月14日(水)23:59までに、10〜15本アップしてください。
2022年1月18日(火)23:59までに、適度なインターバルを空けながら、10〜15本アップしてください。
ジャンル、題材は自由です。原則として1回で完結するもの。毎回、雰囲気や書き方を変えてもかまいません。とにかく、ことばを紡ぐことの難しさと楽しさを、身体的に理解することがポイントです。身体的、というところが大切です。

はじめに:12月末にこれをはじめたのですが、以下は、その「マニフェスト」的な文章です。いちど決めたら、ストイックに最低1年は続けようと思っています。

今年は、ことばを研ぐ練習をしよう。ちょっとした思いつきでつくった三〇〇字詰の原稿用紙です。これが、なかなかよさそう。正方形なので、インスタフレンドリー。ツイッターのつぶやき二回ちょっと、『天声人語』のだいたい半分くらいという微妙な文字数です。SNSで反応したひと、これはと思うひとに、少しずつ届けています。たまには万年筆を手に原稿用紙に向き合って、じぶんのことばを並べてみるのもいいはず。何か書いたら、写真に撮ってタイトルに#300mojiのタグをつけてインスタに投稿してください。それなりに技巧が求められそうな感じですが、リラックスしつつ、のんびりと。あっという間に書けそうで、意外と長い。よろしくお願いします。

https://300moji.frogleap.net/manifest


3か月試して:3か月じぶんで書いてみた感想です。(2021年4月1日)

昨年末にちょっとした思いつきではじめた「300字作文」。ふとしたノリで原稿用紙をあつらえて、しばらく続けてきました。どうやら一連の流れもスピード感も、ちょうどいい具合で(ツイートだとぞんざいになるし、ブログだと話が長くなりがち)、じぶんでは楽しく文章の練習をしている感じです。3か月で20本くらい。文字数にすると6000字なので、大して書いていないということにも気づきましたが、まだまだ続けます。春学期からは学生たちにも原稿用紙を配って、あらためて「文章表現」に向き合うつもりです。文章作法を教えるなんてムリなので、単純に、ひたすらみんなで書いて読み合うというやり方を試してみます。
◎これまでの「作文」は、ハッシュタグ #300moji でもさがせるのですが、ひとまとめにしました。→ https://300moji.frogleap.net/
🙇🏻新年度もよろしくお願いします。

https://www.facebook.com/fumitoshi.kato.5/posts/4141488449197290


すすめ方

  • 「正しくて綺麗な日本語」を目指しましょう。名文・美文はもちろん目指したいところですが、まずは、正しい日本語(←じつは、これが難しい)を綴りましょう。
  • 原稿用紙に手書きで書いてみてください。ワープロなどで(文字数をカウントしながら)書くのではなく、一枚の原稿用紙を汚しながら(↓大江健三郎の原稿用紙)、アナログのカット/コピー&ペーストを体験すると、「文字」を身体的に理解できるようになります(そのはず)。
  • 原稿用紙については、50枚綴りなので、たくさん書いて、たくさん汚すのが、よい使い方です。
  • 手書きだと、少し時間をかけてテキストを書くことになるので、そのスピード感覚も身体化するとよいでしょう。
  • 基本は、「#300moji」というタグをつけてInstagramに投稿してください。
  • 必要なら、別途、300文字作文用にアカウントをつくってください。ひとつのアカウントから10〜15本投稿されたことが確認できればよいので、Instagramのアカウントで、個人を特定できなくてもかまいません(=つまりペンネーム/匿名あり)。
  • 可能であれば、学期末に人気投票をおこなって、好評価/高評価の文章を何本かセレクトして綴じて冊子にしたいと考えています。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG1209B0S1A210C2000000/

Instagramでタグで拾う → https://www.instagram.com/explore/tags/300moji/
加藤が書いた文章はここの集約 → https://300moji.frogleap.net/

オススメの参考文献

  • 梅田卓夫『文章表現 400文字からのレッスン』(ちくま学芸文庫)
  • 川崎昌平『はじめての批評』(フィルムアート社)
  • 近藤康太郎『三行で撃つ』(CCCメディアハウス)
  • 古賀史健『取材・執筆・推敲:書く人の教科書』(ダイヤモンド社)←まだ手に入れてないけど、最近出たばかりでちょっと気になる本です。

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